前身頃を表と裏それぞれに作る。表ポケットもここで作る。

この工程では次の作業を行う。

  1. 前身頃(表)を作る
  2. 表ポケットを作る
  3. 前身頃(裏)を作る

前身頃(表)

胸ダーツは仕上がり線を縫って割る。ほつれやすい生地では片返しにする。ダーツは腰ポケットのラインで縫い消しておく。

脇グセは0.7cm内側を地縫いして割る。脇線はウエスト部分を軽く伸ばしておく。

NP付近と肩線を伸ばし、前肩の形を作る。

袖刳の伸びやすい部分には、裏地などをバイアスで取った伸び止めテープを付けて補強しておく。

前身頃(表)。折衿背広、1950年前後の作り方。
前身頃(表)。折衿背広、1950年前後の作り方。

表ポケット

胸ポケットと腰ポケットを付ける。袋布は前身頃の内側に付く。

胸ポケットと腰ポケットが付いた前身頃。
胸ポケットと腰ポケットが付いた前身頃。
内側。ポケットの袋布が付いている。
内側。ポケットの袋布が付いている。

前身頃(裏)

裏地は表地に比べて伸びにくいので、余裕を多めに取って作る。肩線に近い部分には、肩のくせとりに相当する余裕を付けておく。

ダーツは脇側に倒す。

見返しとの境界線には2縫い代(1.4cm)、裾線には4〜5cmの縫い代を付ける。

前身頃(裏)。
前身頃(裏)。

参考文献

  1. 国内 木村慶市, 松原正巳 (1948) 『図解紳士服全書』 生活研究社 pp.244・286 書誌情報送信サービス
  2. 国内 竹村克巳 (1950) 『ティラァズ・ブック : 紳士服の裁断と縫方』 緑屋洋装研究所 pp.119-120 書誌情報送信サービス 三つ揃いの縫製方法が分かりやすい絵をベースに解説されている
  3. 国内 染葉秋宏, 太田三子夫 (1951) 『男子服の縫い方』 服装技能協会 pp.104-105 書誌情報送信サービス