オーバーコートは生地が厚いので、控えに必要な分量を得るために、前身頃(表)と見返しとで縫い代の分量に差をつけておく。

縫い代

返り点より上では見返しが、下では前身頃の表地が表に出る。表に出る側の縫い代を6mm広く取る。

縫い代の例返り点より上返り点より下
前身頃(表)7mm13mm
見返し13mm7mm

生地の端を前身頃(表)と見返しとで合わせて地縫いする。返り点より上は芯の端に合わせて縫い、下は芯の端から数mm離して縫う。

縫ったら縫い代を3mmに切り落とし、割る。鋏を使うなら3mmでもほつれない。

衿の付近。
衿の付近。
裾の付近。
裾の付近。

控え

最後に表へ返して控える。返り点より上は前身頃(表)を、下は見返しを3mmほど控える。

返り点を境に、控える側が入れ替わる。
返り点を境に、控える側が入れ替わる。
返り点より上。前身頃(表)を控える。
返り点より上。前身頃(表)を控える。

参考文献

  1. 国内 染葉秋宏 (1940) 『男子服裁縫の要訣』 文化服装学院すみれ会出版部 書誌情報送信サービス
  2. 国内 木村慶市, 松原正巳 (1948) 『図解紳士服全書』 生活研究社 書誌情報送信サービス
  3. 国内 染葉秋宏, 太田三子夫 (1951) 『男子服の縫い方』 服装技能協会 書誌情報送信サービス